ディクテーションの無料サイト|英語の練習に使える素材の選び方

英語のディクテーションに使える無料サイトの選び方を解説する記事のアイキャッチ

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『ディクテーションを始めたいけど、お金をかけずに使えるサイトはないかな』と探している方も多いですよね。

結論から言うと、ディクテーションのサイト選びは「原稿がある」「速さを変えられる」「短く区切れる」の3つを見れば迷いません。無料でも、この3つがそろう素材は意外と見つかります。

この記事を読めば、自分のレベルと目的に合った無料素材がどれか、ひと目で分かるようになります。

目次

ディクテーション用の無料サイトは何で選べばいい?

先に結論

ディクテーションに向くサイトかどうかは、素材の有名さより「答え合わせができるか」「自分の速さに合わせられるか」で決まります。

ディクテーションは、聞いた英語を一語ずつ書き取る学習法です。やり方の基本はディクテーションのやり方で紹介しています。

書き取った後は、正しい英文と見比べる答え合わせが欠かせません。だから、原稿がない音声は、どんなに面白くてもディクテーションには使いにくいんです。

3つの条件で見る

この記事では、無料の素材を次の3つの条件で見ていきます。

条件見るところないと困ること
原稿がある音声と同じ英文(スクリプト)が読めるか答え合わせができない
速さを変えられる再生速度を落とせるか、もともとゆっくりか速すぎて1語も書けない
短く区切れる1文ずつ止めたり戻したりしやすいか何度も頭から聞き直すことになる

『3つ全部そろってないとダメなの?』と思うかもしれません。

全部そろっていなくても大丈夫です。足りない条件は、使い方で補えることも多いんです。例えば速さを変えられない素材でも、1文ずつ止めて何度も聞けば練習になります。

無料サイトを試す前のチェック
  • 音声と同じ英文が読めるかを確かめる
  • 再生速度を変えられるかを確かめる
  • 1文ずつ止めて戻しやすいかを確かめる
  • 1回分の長さが自分に合うかを確かめる
  • 料金がかかる範囲がないかを確かめる

英語ディクテーションに使える無料サイトを3条件で比べる

先に結論

原稿の正確さならTED、ゆっくりした英語ならVOA、新しい素材を毎週使うならBBC、速さと区切りの調整ならYouTubeが使いやすいです。

ここからは、英語のディクテーションでよく使われる無料の素材を、3つの条件で比べていきます。

内容は2026年10月時点の各公式サイトの説明をもとにしています。仕様は変わることがあるので、使う前に公式でも確かめてみてください。

素材原稿速さ区切りやすさひとこと
VOA Learning English記事の本文とMP3がある通常より3分の1ゆっくり読まれている記事単位2025年3月以降は新しい記事が出ていない
BBC 6 Minute English各回にトランスクリプトがある公式の記載なし番組単位一語一句の書き起こしではない
TED Talksほぼすべての動画にトランスクリプトYouTube版なら変えられる文をクリックでその位置に飛べる話が長めの動画も多い
YouTube字幕がある動画なら表示できる再生速度を変えられる巻き戻しがしやすい自動字幕は正確でないことがある
NHKのラジオ英語講座テキストは別売公式の記載なし番組単位放送後に一定期間だけ聞ける
無料のディクテーション素材を原稿・速さ・区切りやすさの3条件で比べた図解

VOA Learning English

VOA Learning Englishは、アメリカのVoice of Americaが運営する英語学習者向けのサイトです。

公式の説明では、番組は通常の英語より3分の1ゆっくり読まれています。記事には本文と音声が付いているので、原稿の条件も満たしています。

ただ、2026年10月8日に公式サイトを見たところ、主な記事一覧の最新の日付は2025年3月でした。それ以降の新しい記事は見当たりません。

VOAを使う時の考え方

新しい記事は出ていませんが、過去の記事と音声は今も読んだり聞いたりできます。ゆっくりした英語で書き取りに慣れたい時の素材として使ってみてください。

BBC 6 Minute English

BBC Learning Englishの「6 Minute English」は、中級レベルの番組です。

一覧を見ると、2026年10月時点でも毎週新しい回が出ていました。各回のページには、トランスクリプトと語彙の説明があり、音声やトランスクリプトのPDFもダウンロードできます。

ここが大事なところです。

公式のトランスクリプトには、一語一句の書き起こしではないと書かれています。答え合わせの時に、細かい言い回しが音声と少し違っていることもあると覚えておきましょう。

TED Talks

TEDの公式ヘルプによると、TED.comのほぼすべての動画にトランスクリプトがあります。

動画の下の「Read Transcript」で表示でき、話している語がハイライトされます。文をクリックすると、その位置に動画が飛ぶ仕組みです。

1文ずつ戻って聞き直したいディクテーションには、とても便利な作りなんです。

TED.comのプレーヤーで再生速度を変えられるかは、公式ヘルプでは確認できませんでした。速さを落としたい時は、YouTubeにあるTEDの動画を使う方法もあります。

YouTube

YouTubeは、多くのデバイスで再生速度を変えられると公式ヘルプに書かれています。

字幕がある動画なら、字幕のオンとオフも切り替えられます。まず字幕なしで書き取り、答え合わせで字幕を出す、という使い方ができますね。

自動字幕で答え合わせをする時は

YouTubeの自動字幕は機械で作られていて、公式ヘルプでも品質にばらつきが出る場合があると説明されています。答え合わせには、人が付けた字幕やトランスクリプトがある動画を選ぶと安心です。

動画の選び方はYouTubeでディクテーションでくわしく紹介しています。

NHKのラジオ英語講座

NHKのラジオ英語講座も、無料で聞ける素材です。

2026年度からは、NHK FMで放送されています。放送を聞き逃しても、NHKの聴き逃し配信で放送から1週間聞けます。さらにNHKゴガクアプリなら、その翌週の1週間も無料で聞けると案内されています。

原稿を見て答え合わせをしたい時は、NHK出版の月刊テキストを使う形になります。テキストは有料なので、完全に無料で済ませたい人は他の素材と組み合わせるのも一つの方法です。

講座ごとの使い方はラジオ英会話でディクテーションでまとめています。

無料で使える試験対策の音声やアプリ

サイトではありませんが、試験対策の音声を無料で使える方法もあります。

TOEICを運営するIIBCの「TOEIC公式教材アプリ」は、アプリのダウンロードが無料です。公式の案内では、すべての公式問題集の音声を無料でダウンロードできるとされています。

ただし、原稿にあたるスクリプトは問題集のほうに載っています。問題集を持っている人なら、音声をスマホに入れて書き取りに使えますね。

abceedというアプリも、2026年10月時点の公式サイトでは、無料のFreeプランで320タイトル以上の音声が聞けると書かれています。倍速や区間リピートの再生もFreeプランに含まれています。

アプリを使う時の注意

abceedのディクテーション機能そのものが無料プランで使えるかは、公式サイトの料金表では確認できませんでした。無料で使える範囲は、アプリの中で確かめてから始めてみてください。

教材やアプリの選び方はディクテーションのおすすめ教材・アプリの選び方でくわしく比べています。

原稿・速さ・区切りの3条件が足りない時の補い方

先に結論

条件が1つ欠けていても、使い方しだいで十分練習になります。足りない条件ごとに補い方を決めておきましょう。

無料の素材は、3つの条件が全部そろっているとは限りません。

『気に入った素材なのに、原稿がない』ということもありますよね。そんな時の補い方をまとめました。

足りない条件補い方気をつけたいこと
原稿がない人が付けた字幕がある動画を選ぶ自動字幕は正解として使わない
速さを変えられない1文ずつ止めて、聞く回数を増やす回数を決めずに聞き続けない
区切りにくい書き取る範囲を最初の1分などに絞る全部やろうとしない
1回分が長いその日は前半だけにする区切った所に印をつけておく

例えば、BBCの番組を速さを変えずに使うなら、最初は冒頭の数文だけにしておくと取り組みやすいです。

慣れてきたら、少しずつ書き取る範囲を広げていけば大丈夫です。

素材ごとの使い方の例

同じ無料素材でも、使い方を少し変えるだけで書き取りやすさが変わります。

例えばTEDなら、トランスクリプトを開いたまま1文目をクリックし、聞いたらすぐ止めて書く、という進め方ができます。YouTubeなら、まず字幕をオフにして書き取り、書き終わってから字幕をオンにして見比べます。

VOAのようにゆっくりした素材なら、最初は1文ずつ、慣れたら2文まとめて書く、と少しずつ区切りを長くしていくのもおすすめです。

TEDで1文ずつ書き取る流れ
  1. 動画の下のトランスクリプトを表示する
  2. 最初の文をクリックして再生する
  3. 1文が終わったら止めて書き取る
  4. トランスクリプトと見比べて印をつける
  5. 印の部分の文をクリックして聞き直す

ただ、トランスクリプトを開いたままだと、つい先に英文を見てしまうことも。書き取る間は画面の英文を手で隠すなど、見ない工夫をしておきましょう。

レベル別:最初に使う無料素材の選び方

先に結論

初めての人はゆっくりした英語から、慣れてきたら毎週更新される素材へ、という順番で選ぶと続けやすいです。

素材選びで迷う一番の理由は、レベルが合っていないことなんです。

速すぎる素材を選ぶと、1文も書けずに終わってしまいます。逆にやさしすぎると、聞き取れない所が見つかりません。

今の状態合いやすい素材使い方のポイント
書き取りがほぼ初めてVOA Learning English、NHKのやさしめの講座1文だけ書いて答え合わせ
ゆっくりなら書けるBBC 6 Minute English冒頭の数文から始める
普通の速さに慣れたいTED Talks1文ずつ止めて書く
好きな話題で続けたい字幕のあるYouTube動画字幕なしで書いてから確認

NHKのエンジョイ・シンプル・イングリッシュは、公式の説明では毎日5分、中学生レベルの単語でつづられたストーリーを聞く番組です。

短い時間で取り組みたい人には、こうした短い番組も選択肢になりますね。

自分のレベルに合わせてディクテーションの無料素材を選ぶ順番を示した図解

書き取りがまったく初めてなら、初心者のディクテーションで始め方を先に読んでおくと迷いにくいです。

無料素材で始める手順
  1. 上の表から、今の状態に合う素材を1つ選ぶ
  2. 原稿がどこで読めるかを確かめる
  3. 最初の1文から3文くらいを書き取る
  4. 原稿と見比べて、書けなかった所に印をつける
  5. 印の部分だけ聞き直してから、次の日の分に進む

無料のディクテーションで続かない時は?

先に結論

無料の素材は手軽な反面、何をどこまでやるかを自分で決める必要があります。続かない時は、素材ではなく進め方を見直してみましょう。

『無料サイトで始めたけど、3日で止まってしまった』という話はよく聞きます。

実は、無料だから続かないのではなく、毎回「今日は何を聞こう」と選ぶ手間が負担になっていることが多いんです。

続けるための工夫
  • 使う素材を1つに決めて、しばらく変えない
  • 1回に書き取る量を、数文に決めておく
  • 書けなかった語をノートに書きためる
  • 同じ素材を日をあけてもう一度書き取ってみる

続け方はディクテーションを続けるコツでもくわしく紹介しています。

素材を組み合わせる時の考え方

慣れてきたら、無料の素材を2つ組み合わせるのもおすすめです。

組み合わせ役割の分け方
VOAとBBCVOAでゆっくり書き取り、BBCで少し速い英語に慣れる
TEDとYouTubeTEDで正確な原稿を使い、YouTubeで速さを落として聞く
NHKの講座と海外サイト講座で日本語の説明を読み、海外サイトで生の英語に触れる

ただ、最初から素材を増やしすぎると、選ぶ手間がまた増えてしまいます。1つ目の素材に慣れてから、2つ目を足すくらいがちょうどいいですよ。

一人で続けるのが難しい時

無料の素材で十分に練習できる人もいれば、何が聞き取れていないのか自分では分からず止まってしまう人もいます。

聞き取れない原因を誰かに見てもらいたい時は、リスニングを専門に教えるサービスを使う方法もあります。

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聞き取れない原因を、人に見てもらいたい方に

mimitore(ミミトレ)は、産経ヒューマンラーニングのリスニング・発音の専門コーチングです。診断テストでつまずきを分析し、毎週50分の授業と、LINEで届くディクテーション問題で練習を続けます。無料カウンセリングでは診断の一部と授業を体験できます。

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コース内容・料金は変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。

よくある相談:ディクテーションのおすすめサイトはどこ?

先に結論

「無料で」「ニュースで」「日本語訳も見たい」と、求める条件によって合う素材は変わります。条件を先に決めると選びやすくなります。

Q&Aサイトに寄せられた相談の中から、無料サイト選びでよくある質問を選んで答えていきます。

相談1:無料で使える英語のディクテーションサイトはある? ディクテーション以外の方法も知りたい

無料でおすすめのディクテーションサイトを教えてほしい、それ以外で力がつく方法も知りたい、という相談です。

無料で使える素材は、この記事で紹介したようにいくつもあります。最初の1つなら、原稿と音声がそろっていて、ゆっくり読まれているVOA Learning Englishが始めやすいと思います。

ディクテーション以外では、聞いた英語をすぐ後について声に出すシャドーイングもよく組み合わされます。書き取りで聞けない所を見つけ、シャドーイングでその音に慣れる、という分担です。

組み合わせ方は英語ディクテーションの勉強法で紹介しています。

相談2:VOAを使っているけど、他にもよいサイトはある?

VOA Learning Englishを使っているが、他にも役に立つサイトを知りたい、という相談です。

VOAに慣れてきたなら、次は少し速い素材に進むタイミングかもしれません。毎週新しい回が出ているBBC 6 Minute Englishや、話のテーマを選べるTED Talksが候補になります。

今のVOAは新しい記事が出ていないので、ずっと続けたい人には、更新のある素材を1つ足しておくのもよい方法です。

速い素材に進むよさ
  • 普通の速さの音に慣れられる
  • 新しい話題に触れられる
  • 聞き取れない音が見つかりやすい
速い素材に進む時の大変さ
  • 書けない所が増えて最初は手が止まる
  • 1回分にかかる時間が長くなる
  • 答え合わせで直す所が多くなる

相談3:英文と日本語訳の両方が見られるニュースはある?

ディクテーションに使いたいので、英文と日本語訳の両方が分かるニュースを聞きたい、という相談です。

この記事で紹介した海外の無料サイトは、基本的に英語の原稿だけです。日本語訳も見たい時は、NHKのラジオ英語講座のテキストを使うという手があります。

もう一つの方法として、TEDのトランスクリプトは翻訳済みの言語をドロップダウンで切り替えられると公式ヘルプにあります。日本語訳がある動画なら、英文と見比べながら使えますね。

ニュースやドラマの使い方はニュースや海外ドラマでディクテーションで紹介しています。

よくある質問

無料のディクテーションサイトだけで練習しても大丈夫ですか?

原稿と音声がそろった素材なら、無料でも十分に練習できます。足りないと感じたら、問題集やアプリを組み合わせるのも一つの方法です。

BBCのトランスクリプトで答え合わせをしてもいいですか?

使えますが、公式に一語一句の書き起こしではないと書かれています。音声と少し違う所があっても、自分の間違いとは限らないと考えて使いましょう。

自動字幕で答え合わせをしてもいいですか?

自動字幕は正確でないことがあるので、正解としては使わないほうが安心です。人が付けた字幕やトランスクリプトがある素材を選びましょう。

スマホだけでディクテーションできますか?

できます。音声はスマホで流し、書き取りはノートか、別のメモアプリにするとやりやすいです。画面を行き来する手間が気になる人はノートを使ってみてください。

無料のディクテーションに、日本語の音声の素材は使えますか?

英語の聞き取りを伸ばしたいなら、英語の音声を使いましょう。日本語訳は、書き取った英文の意味を確かめる時の補助として使うと役に立ちます。

まとめ

この記事の要点
  • ディクテーションのサイトは、原稿がある・速さを変えられる・短く区切れるの3条件で選ぶ
  • ゆっくりした英語ならVOA、毎週の新しい素材ならBBC、1文ずつ戻るならTEDが使いやすい
  • BBCのトランスクリプトは一語一句ではなく、YouTubeの自動字幕は正確でないことがある
  • 足りない条件は、1文ずつ止める・範囲を絞るなどの使い方で補える
  • 仕様は変わることがあるので、使う前に各公式サイトで確かめる
ディクテーションドットコム

ディクテーションドットコム 編集部

ディクテーション(英語の書き取り)の意味・やり方・効果、無料サイトや教材の選び方、TOEICやNHK講座での使い方を、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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