ディクテーションの続け方|1日の時間と記録の付け方のコツ

ディクテーションの続け方と1日の時間・記録の付け方を解説する記事のアイキャッチ

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『ディクテーションを始めたけど、数日で止まってしまった』という経験、ありますよね。

結論から言うと、ディクテーションの続け方のコツは「1日の時間を先に決めること」と「つまずきを短く記録すること」の2つです。気合いより、仕組みで続けるほうがうまくいきます。

この記事を読めば、自分の生活に合う時間割と、次の日の練習につながる記録の付け方が分かります。

目次

ディクテーションが続かないのはなぜ?

先に結論

ディクテーションは、聞く・書く・答え合わせをするの3つが1回に入る分、ほかの練習より時間がかかります。続かない理由の多くは、やる気ではなく「1回分が重すぎること」と「進んでいる実感が持てないこと」です。

『自分は根気がないから続かないんだ』と思っていませんか。

そう感じるのは自然です。ただ、続かない原因を分けてみると、やり方で解決できるものがほとんどなんです。

続かない理由よくある状況見直し方
1回分が重い長い音声を全部書こうとする1文から数文に区切る
素材が難しすぎる空欄ばかりで疲れる大半は書けるやさしい素材に変える
時間が決まっていない「時間がある時にやる」で後回し時間帯と長さを先に決める
進んでいる実感がない答え合わせで終わり、変化が見えないつまずきを記録して見返す
毎回やることが違う素材選びで時間が消える同じ音声を数日使う

ディクテーションそのものの意味はディクテーションとは?意味と英語学習での効果、基本の手順はディクテーションのやり方|5つの手順と答え合わせのコツで紹介しています。始めたばかりで難しく感じる方は、初心者のディクテーション|難しいと感じた時の始め方も読んでみてください。

始める前に決めておく小さな約束

続けるための準備は、始める前の数分で済みます。

最初に決めておくこと
  • 1週間使う音声を1つ選んでおく
  • やる時間帯と場所を決めておく
  • 記録を書くノートやメモを1か所にまとめる
  • できなかった日のやり直し方を決めておく

特に最後の「できなかった日のやり直し方」は見落としがちです。

『1日休んだらもう終わり』と考えてしまうと、そこで止まりやすいんです。次の日に15分の型で再開する、と決めておくだけで、気持ちが楽になります。

1日の時間は15分・30分・60分の3つから選ぶ

この章のポイント

1日の時間は、15分・30分・60分の3つの型から生活に合うものを選びます。どれが正解ということはありません。忙しい日は15分、余裕がある日は60分、と日によって切り替えても大丈夫です。

『毎日どのくらいやればいいの?』と迷う方は多いですよね。

実は、時間の長さより「中身が決まっているか」のほうが続けやすさに効きます。3つの時間割を、中身まで決めた形で紹介します。

ディクテーションを続けるための15分・30分・60分の時間割を並べた図解
時間書き取り答え合わせ・聞き直し仕上げ向いている日
15分1〜3文間違えた所を聞き直す記録を1行平日の朝や寝る前
30分数文から短い会話1つ原因を仕分けて聞き直す音読と記録少し時間が取れる日
60分短い会話やニュースの一部原因の仕分けと聞き直し音読・シャドーイング・記録休日やまとまった時間がある日

15分の型:まずは途切れさせない

15分の型は、とにかく続けることを優先した時間割です。

15分の流れ
  1. 前の日と同じ音声を用意する
  2. 1文から3文を書き取る
  3. 原稿と照らし合わせ、間違えた所を聞き直す
  4. 記録シートに1行だけ書く

同じ音声を使い回すと、素材を探す時間がかかりません。忙しい日でも、この15分だけは残しておきましょう。

30分の型:原因まで見る

30分あれば、答え合わせの後に「なぜ聞けなかったか」まで考えられます。

単語を知らなかったのか、音がつながって聞こえたのか、弱い音が抜けたのか。原因が分かると、次の日に何を練習すればいいかが決まります。

仕上げに書き取った英文を音読すると、聞いた音を口でも確かめられます。

60分の型:組み合わせて仕上げる

60分の型は、休日などにまとめて取り組む時間割です。

書き取りの量を増やすより、答え合わせの後の仕上げに時間を使うのがおすすめです。シャドーイングや音読と組み合わせる方法は、英語ディクテーションの勉強法|シャドーイングとの違いと組み合わせ方で紹介しています。

時間帯と場所も先に決めておく

時間の長さと同じくらい大事なのが、「いつ・どこでやるか」です。

ディクテーションは書く作業があるので、机に向かえる時間帯を選ぶのが基本です。

時間帯取り入れやすい型ひと工夫
朝15分前の夜に音声とノートを机に出しておく
昼休み15分スマホのメモに打ち込む形にする
夜30分書き取りの後に記録まで済ませる
休日60分1週間の記録を見返す時間も入れる

会話にすると、こんな決め方です。

「平日は朝の15分だけにしようかな」
「それなら、休日に60分の型で1週間分をまとめて仕上げるといいね」

立場ごとの選び方

読者の立場によって、取り入れやすい型は変わります。

立場選びやすい型素材の例
TOEICなどの試験に向けて学ぶ学生・社会人平日15分+休日60分試験の公式問題集の音声
英会話の聞き取りに困っている大人平日15分か30分短い日常会話の音声
中高生・NHKの講座で学んでいる人15分講座や教科書の英文

まずは1週間、選んだ型で続けてみてください。合わなければ、次の週に変えれば大丈夫です。

よくある失敗

最初から毎日60分を目標にすると、できなかった日に気持ちが切れやすくなります。基本は15分にしておき、できる日だけ伸ばすくらいがちょうどいいです。

つまずきを残す記録シートの付け方

先に結論

記録は「何分やったか」より「どこでつまずいたか」を残すのがコツです。1行で書ける項目に絞ると、記録そのものが負担になりません。

続けるためには、変化が見えることが大切ですよね。

ただ、ディクテーションは点数のような分かりやすい結果が出にくい練習です。そこで、つまずいた所を短く残しておき、後で見返せるようにします。

ディクテーションのつまずきを1行で残す記録シートの項目を示した図解
項目書き方の例
日付その日の日付
素材使った音声と何文目か
時間の型15分・30分・60分のどれか
つまずいた語抜けた語・書き違えた語
原因のひと言「つながった」「弱かった」「知らない語」など
次にやること聞き直す・音読する・単語を覚える など

例えば、ある日の1行はこんな感じです。

「短い会話の2文目 15分 checkとitがつながって抜けた 明日もう一度聞き直す」

これだけでも、1週間たつと自分のつまずき方の傾向が見えてきます。

記録を見返すタイミング

記録は付けるだけでなく、週に1回くらい見返してみてください。

見返す時に確かめること
  • 同じ原因のつまずきが何回出ているか
  • 前に抜けた語が、今は書けているか
  • 時間の型が自分の生活に合っているか
  • 素材の難しさがきつすぎないか

前は抜けていた語が書けるようになっていたら、それが続けてきた成果です。ここが大事なところで、小さな変化に気づけると次の週も続けやすくなります。

逆に、同じ原因のつまずきが何度も出ているなら、そこが次の週に集中して練習するポイントです。

例えば「弱かった」が多い週なら、書き取った英文を音読する時に、弱く読む語へ印を付けてみてください。記録が、次の練習を決める材料に変わります。

色ペンを使う方法もある

答え合わせの時、何回目の聞き直しで分かったかを色で分ける人もいます。

色の使い分けに決まった定義はありません。自分で「赤は知らない語、青は音がつながった所」のように色の意味を決めて使う方法です。

記録が楽しくなるなら、取り入れてみるのも一つの手です。

ディクテーションの続け方でよくある相談

この章について

ディクテーションを続けることについて、Q&Aサイトでよく見かける相談を取り上げます。質問は要約して紹介しています。

相談1『ディクテーションをしている時、何を考えながら書けばいい?』

書き取りに集中していると、頭の中が「とにかく書く」だけになりがちですよね。

考えるのは、聞こえた音と、それに合う単語や文法の形です。「今のは三人称だからsが付くはず」のように、文法で補うのも立派な練習になります。

答え合わせの後は、記録シートの「原因のひと言」を考える時間にしてみてください。

相談2『試験のリスニングにしか使わないなら、ディクテーションはやらないほうがいい?』

やるかやらないかは、今の困りごとで決めるのがおすすめです。

問題を解いても同じ所で聞き逃しているなら、15分の型で短く書き取ってみると原因が見えることがあります。

一方で、時間が限られているなら、毎日でなく週に数回だけ取り入れる方法もあります。どちらかに決めつけず、続けられる形を探してみてください。

相談3『ディクテーションが楽しめなくて続かない』

楽しめないと感じる時は、素材か量が合っていないことが多いです。

好きな話題の音声に変える、書く量を1文に減らす。それだけで、ぐっと取り組みやすくなることがあります。

できた日はカレンダーに印を付けるなど、続いたことが目に見える工夫もおすすめです。

書き取りが単調に感じるなら、同じ音声を音読やシャドーイングに回す日を挟むのも気分転換になります。練習の形が変わるだけで、取り組む気持ちが戻ってくることもあります。

一人で続けるか、人に見てもらうか

先に結論

記録を付けて一人で続けられるなら、それで十分です。ただ、原因の見立てに迷う時や、一人だと続かない時は、人の手を借りると続けやすくなります。

『記録を付けても、何が原因か自分では決められない』という方もいますよね。

人の手が役立つのは、例えば次のような場面です。

  • 聞き取れない原因の診断:記録を見て、どこを直すか見立ててもらえる
  • 発音とセットの練習:聞けない音を、口で言えるように練習できる
  • 学習計画の管理:時間の型や素材を一緒に決めてもらえる
  • 続けるための伴走:一人では途切れがちな人の支えになる

リスニング・発音に絞った例として、産経ヒューマンラーニングのmimitore(ミミトレ)があります。2026年10月時点の公式サイトでは、リスニング診断から始まり、毎週50分の授業と、LINEで毎日届くディクテーション問題を組み合わせる内容です。

料金は2026年10月時点の公式表記で3ヶ月(全12回)198,000円(税込)です。最新の内容はmimitoreの公式サイトで確認してみてください。

人に見てもらう方法の選び方は、ディクテーションを人に見てもらう方法で詳しく紹介しています。

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コース内容・料金は変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

ディクテーションは毎日やらないと意味がありませんか?

毎日でなくても大丈夫です。週に数回でも、同じ音声で書き取りと聞き直しを続ければ練習になります。間が空いた時は、前回の記録を見返してから始めると思い出しやすくなります。

1回にどのくらいの量を書き取ればいいですか?

15分の型なら1文から3文が取り組みやすい量です。大事なのは量より、答え合わせの後に聞き直すところまで終えることです。

記録はノートとアプリのどちらがいいですか?

続けやすい方で構いません。ノートは書き取りと同じページに残せる良さがあり、アプリやメモは持ち歩いてすぐ見返せる良さがあります。

間が空いてしまった時はどう再開すればいいですか?

前に使っていた音声で、15分の型から再開するのがおすすめです。一度書いた英文なら負担が少なく、前の記録と比べて書けた所が増えていれば、再開のきっかけにもなります。

まとめ

この記事の要点
  • ディクテーションが続かない理由は、1回分の重さと実感の持ちにくさが多い
  • 1日の時間は15分・30分・60分の3つの型から選び、中身まで決めておく
  • 記録は「どこでつまずいたか」を1行で残す
  • 週に1回記録を見返し、前は抜けた語が書けているかを確かめる
  • 原因の見立てや継続に迷う時は、人に見てもらう方法もある
ディクテーションドットコム

ディクテーションドットコム 編集部

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