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『ラジオ英会話を毎日聞いているけど、聞き流して終わっている気がする』という方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ラジオ英会話のディクテーションは、毎日全部を書き取るより、1週間に1本を選んで5日かけて回す形が続けやすいです。聞く日、書く日、テキストで確かめる日、声に出す日を分けるんです。
この記事を読めば、放送の聞き方から、テキストを使った答え合わせ、聞き取れない時の手当てまでがひと通り分かります。
ラジオ英会話はディクテーションに向いている?
ラジオ英会話は、1回15分の番組で、日常生活で使う英会話をテーマにしています。毎日決まった時間に新しい放送があり、テキストも出ているので、書き取りの素材として使いやすい番組です。
ディクテーションは「聞いた音声を一語ずつ書き取る学習法」です。基本はディクテーションとは?意味と英語学習での効果で説明しています。
では、なぜラジオ英会話が書き取りに向いているのか。2026年度の番組表とNHK出版の案内をもとに、番組の形を見てみましょう。
| 項目 | 2026年度の内容 |
|---|---|
| 放送 | NHK FM 月曜〜金曜 午前6時45分〜7時00分 |
| 再放送 | NHK FM 火曜〜土曜 午前0時30分〜0時45分(月曜〜金曜の深夜) |
| 1回の長さ | 15分 |
| 対象 | 高校生から社会人まで(番組の説明より) |
| テキスト | NHK出版の月刊テキスト(毎月14日発売・電子版あり) |
| テキストのレベル表記 | B1(NHK出版の英語テキスト一覧より) |
2026年度から、NHKラジオの語学番組はラジオ第2からNHK FMに移りました。以前の感覚でラジオ第2を探すと見つからないので、気をつけてくださいね。
放送時間は年度ごとに変わることがあります。最新の情報はNHKのラジオ英会話の番組ページで確認しておきましょう。
書き取りの素材として使いやすい理由
理由は大きく3つあります。
- 毎日新しい会話が届くので、素材を探す手間がない
- 日常の会話なので、知らない専門用語で止まりにくい
- テキストがあるので、書いた英文を確かめる手がかりがある
『NHKのラジオ英会話でディクテーションなんて、自分には難しそう』と思う方もいるかもしれません。ただ、全部を書く必要はありません。1文だけ書き取る日があってもいいんです。
放送を聞き逃さないための準備
放送の時間に聞けなくても、聴き逃し配信とNHKゴガクアプリを使えば、合わせて最長2週間ほど聞けます。この2週間を前提に、週間プランを組むと無理がありません。
朝6時45分に毎日ラジオの前にいるのは、なかなか大変ですよね。そこで役立つのが、放送のあとに聞ける仕組みです。
| 聞き方 | 聞ける期間(2026年10月時点の公式案内) | 使いどころ |
|---|---|---|
| NHK FMの放送 | 放送の時間だけ | 朝の習慣にしたい人 |
| NHKの聴き逃し配信(らじるらじる) | 放送から1週間 | その週のうちに書き取る |
| NHKゴガクアプリの「ラジオストリーミング」 | 放送翌週の月曜日から1週間 | 前の週の分を復習する |
NHKゴガクアプリのラジオストリーミングは、毎週月曜日の午前10時に、前の週の放送分に入れ替わります。利用料は無料で、登録も不要と案内されています(通信費は自分の負担)。
提供は日本国内に限られている点にも気をつけましょう。くわしくはNHKゴガクのラジオストリーミングの案内で確認できます。
- 聞く手段(放送・聴き逃し配信・アプリ)を1つ決める
- その月のテキストを用意する(紙でも電子版でもよい)
- 書き取り用のノートを1冊決めて、日付を書く欄を作る
- 音声を止めたり戻したりしやすい再生方法を確かめておく
再生速度は変えられる?
聴き逃し配信やアプリで再生速度を変えられるかは、公式の案内では確認できませんでした。
速くて聞き取れない時は、速度を落とすより、1文ずつ止めて何度か聞き直す形で進めてみてください。
テキストは紙と電子版のどちらがいい?
ラジオ英会話のテキストは、紙の月刊誌と電子版の両方が出ています。書き取りの使い方によって、向き不向きが少し変わります。
| テキストの形 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 紙のテキスト | ノートの横に開いて、書いた英文と並べて見比べたい人 |
| 電子版 | 通勤中などにスマホで英文を確かめたい人 |
どちらを選んでも、週間プランの進め方は同じです。ふだん勉強する場所に合わせて選んでみてください。
NHK出版のテキストは、別売の「NHK語学テキスト音声」に対応しています。配信期間を過ぎた回を何度も聞き直したい方は、こうした教材も選択肢になります。
放送1本を平日5日で回す週間プラン
毎日の放送をすべて書き取るのではなく、その週の1本を選び、月曜から金曜で「聞く、書く、照らし合わせる、声に出す、もう一度書く」と役割を分けて回します。ほかの日の放送は、聞くだけでかまいません。
『毎日15分の放送を全部書き取るなんて、とても続かない』と感じますよね。実際、毎回全文を書こうとすると、1本で1時間以上かかることもあります。
そこでおすすめしたいのが、1本を5日かけてじっくり使う形です。編集部では、次のような週間プランをすすめています。
| 曜日 | やること | 時間の目安 | ねらい |
|---|---|---|---|
| 月 | 選んだ1本を通して聞き、書き取る会話を決める | 15〜20分 | 全体の流れをつかむ |
| 火 | 会話を1文ずつ止めて書き取る | 20〜30分 | 聞けていない箇所を見つける |
| 水 | テキストと照らし合わせ、違う箇所に印をつける | 15〜20分 | ミスの種類を知る |
| 木 | 印をつけた文を、音声に合わせて声に出す | 15分 | 音のつながりを体で覚える |
| 金 | 同じ会話をもう一度書き取る | 15〜20分 | 月曜からの変化を確かめる |
時間の目安は、書く量によって変わります。忙しい日は短く切り上げて大丈夫です。

月曜日:通して聞き、書く範囲を決める
月曜は、まず書かずに聞きます。会話の中から、書き取る部分を決めるのがこの日の仕事です。
全部の会話を書くのが大変なら、メインの会話だけ、または最初の数往復だけでもかまいません。
火曜日:1文ずつ止めて書き取る
火曜が書き取りの日です。1文ずつ音声を止めて、聞こえたとおりに書いていきます。
聞き取れない部分は、無理に埋めずに下線を引いて空けておきましょう。同じ文は3回まで、と回数を決めておくと先に進みやすいです。
水曜日:テキストで照らし合わせる
水曜は答え合わせです。テキストに載っている英文と、自分が書いた英文を並べて見比べます。
違っていた箇所には、赤ペンなどで印をつけます。ここで大事なのは、なぜ違ったかを一言メモしておくことです。
木曜日:印をつけた文を声に出す
木曜は、印をつけた文だけを音声に合わせて声に出します。聞き取れなかった音は、自分で言えるようになると聞き取りやすくなることが多いんです。
全部の文ではなく、印をつけた文だけ。これなら15分ほどで終わります。
金曜日:もう一度書き取る
金曜は、火曜と同じ会話をもう一度書き取ります。月曜にまったく聞こえなかった語が書けていれば、それが今週の成果です。
書き取りの記録の付け方は、ディクテーションを続けるコツと記録の付け方でも紹介しています。
- 月曜の朝に、その週に使う1本を決める
- 聴き逃し配信が1週間なので、その週の放送から選ぶ
- 前の週の放送は、ゴガクアプリで聞き流しの復習に使う
- 金曜に書いたノートを、月曜のページの隣に並べて見比べる
土日はどうする?
土日は休んでもかまいません。余裕がある週は、その週のほかの放送を聞き直して、気になった1文だけ書き取るのもいいですね。
使える時間で書く範囲を決める
『平日に20分も取れない』という日もありますよね。その場合は、書く範囲を小さくして、プランの形だけは崩さないようにしてみてください。
| 1日に使える時間 | 書き取る範囲 | 照らし合わせのやり方 |
|---|---|---|
| 10分ほど | 会話の最初の2〜3文 | 抜けた語だけを書き足す |
| 20分ほど | メインの会話の半分 | 違った理由まで一言メモする |
| 30分以上 | メインの会話すべて | 印の文を声に出すところまで |
時間が少ない週でも、「月曜に聞いて、火曜に書いて、水曜に確かめる」の流れが残っていれば大丈夫です。量よりも、同じ会話に何度か戻ってくることの方が大事なんです。
例えば、通勤の電車で月曜の「通して聞く」をすませ、夜に5分だけ火曜分の書き取りをする。こんな分け方でも、1週間で1本を回せます。
書き取りとテキスト照合のコツ
テキストとの照らし合わせでは、「どこが違ったか」だけでなく「なぜ違ったか」を見るのが大事です。音がつながった、弱く読まれた、単語を知らなかった、のどれかに分けると、次の練習が決まります。
答え合わせをすると、印がたくさんついて落ち込むこともありますよね。ただ、印の多さより、その中身の方がずっと大事なんです。
- 書き取った英文の下に1行あけて、テキストの英文を写す
- 違う箇所に印をつけ、抜けた語は色を変えて書き足す
- 印の横に、違った理由を一言メモする(つながり・弱い音・知らない語など)
- 音声をもう一度流し、印の箇所がどう聞こえるかを確かめる

よく抜ける音の例
ラジオ英会話のような自然な会話では、音がつながったり、弱く短く読まれたりします。例えば、自作の短い文で見てみましょう。
| 書かれた英文 | 聞こえ方の例 | よく起きる書き取りのミス |
|---|---|---|
| Check it out. | 3語がつながって1語のように聞こえる | “Checkout” と1語で書く |
| I want to go. | “want to” が短くまとまって聞こえる | “to” が抜ける |
| Can you help me? | “Can you” がつながって聞こえる | “Can” を書き落とす |
| It’s a good idea. | “a” がとても弱く聞こえる | “a” が抜ける |
こうしたミスは、何度聞いても同じ場所で起きやすいです。ノートに印が集まる場所が、あなたが練習すべき音なんです。

テキストに載っていない部分があったら
番組の中には、テキストを見ても確かめにくい部分があるかもしれません。どこまで英文が載っているかは、手元のテキストで確かめておいてください。
テキストで確かめられない部分は、書き取りの対象から外すか、「未確認」として印をつけておきましょう。答えが分からないまま悩み続けるより、確かめられる会話に時間を使う方が効率的です。
ノートはこんな形で書くと見返しやすい
書き取りのノートは、あとで見返した時にすぐ分かる形にしておくと便利です。例えば、1ページを次のように使います。
- 上の行に、自分が書き取った英文
- その下に、テキストで確かめた英文
- 右の余白に、違った理由の一言メモ
- ページの上に、日付と何曜日の作業か
金曜にもう一度書いた英文も同じページに足しておくと、1週間の変化がひと目で分かります。『先週より書ける語が増えた』と目で見えると、続ける気持ちにもつながりますよ。
聞き取れなかった箇所を、すぐテキストで見て埋めてしまうことがあります。先に3回まで聞き直してから見ると、どこが聞けなかったのかがはっきりします。
書き取りそのものの手順は、ディクテーションのやり方|5つの手順と答え合わせのコツでもくわしく説明しています。
ラジオ英会話のディクテーションでよくある相談
よく見かけるのは「聞き取れない箇所がある」「進め方が分からない」「もっと上の素材を使いたい」「毎日聞けば上達するのか」という相談です。どれも、書く範囲と素材の選び方を調整すると進めやすくなります。
Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、要約して答えていきますね。
何度聞いても聞き取れないところがある
NHKのラジオ英会話でディクテーションをしていて、どうしても聞き取れない部分がある、という相談です。
何度聞いても聞き取れない時は、その部分の英文をテキストで確かめてから、もう一度聞いてみてください。答えを知ってから聞くと、「こう聞こえていたのか」と分かることが多いんです。
それでも同じように聞こえる時は、音がつながっているか、弱く読まれている部分の可能性があります。その文を音声に合わせて声に出す練習に回しましょう。
リスニング力をつけたくて始めたけど進め方が分からない
受験に向けてリスニング力をつけたくてラジオ英会話を始めたが、どう使えばいいか分からない、という相談もあります。
まずは毎日の放送を聞く習慣を作り、週に1本だけ書き取る、という形から始めてみてください。週間プランの月曜と火曜だけでも、十分練習になります。
慣れてきたら、水曜の照らし合わせ、木曜の声出し、と1日ずつ足していきましょう。
もっと上のレベルの素材で書き取りたい
ラジオ英会話の書き取りに慣れてきて、もっと難しい素材を使いたい、という相談です。
ラジオ英会話のテキストはNHK出版の一覧でB1と表記されています。もう少し上を目指したい時は、ニュースや講演など、話す速さや語彙が違う素材に広げていく形があります。
素材の選び方はディクテーションの無料サイトと素材の選び方で紹介しています。
毎日聞いていれば上達するのか知りたい
これからラジオ英会話を聞き始めようと思っているが、毎日聞くだけで英語が上達するのか、という相談もよく見かけます。
聞くだけでも、英語の音に触れる時間は確実に増えます。ただ、聞き流していると、どこが聞けていないかに気づきにくいんです。
そこで、聞く習慣はそのままに、週に1本だけ書き取りを足してみてください。書いてみると、聞けているつもりだった箇所が見えてきます。
| 相談 | まず試したいこと | プランのどこを使う? |
|---|---|---|
| 聞き取れない箇所がある | テキストで確かめてから聞き直す | 水曜・木曜 |
| 進め方が分からない | 週1本だけ書き取る | 月曜・火曜から始める |
| 物足りなくなってきた | 別の素材にも広げる | 金曜に別素材を足す |
| 聞くだけで上達するか不安 | 週1本だけ書き取る | 火曜の書き取りを足す |
レベルが合わない時・続かない時はどうする?
ラジオ英会話が難しすぎる時は、やさしい番組から書き取りに慣れる方法があります。続かない時は、書く量を減らすか、練習を見てくれる人を頼る方法もあります。
『書き取ってみたら、ほとんど聞こえなかった』という方もいるはずです。それは決しておかしなことではありません。
番組のレベルと自分のレベルが離れている時は、素材を変えるのも一つの手です。NHKのラジオ講座には、中学英語から学べる番組もあります。
- 書き取る範囲を1〜2文に絞る
- 同じ会話を2週間かけて使う
- テキストを先に読んでから書き取る
- 基礎英語 レベル1・レベル2で書き取りに慣れる
- 短い番組で毎日書く習慣を作る
- 慣れたらラジオ英会話に戻る
やさしい番組での書き取り方は、基礎英語・エンジョイシンプルイングリッシュでディクテーションで紹介しています。
一人で続けるか、人に見てもらうか
週間プランは一人でも回せます。ただ、印が同じ場所に集まり続けるのに理由が分からない、ということもありますよね。
聞き取れない原因の診断や、発音とセットの練習を人に見てもらう方法もあります。リスニングと発音の個別コーチングでは、ディクテーションを使った課題が出るサービスもあります。
mimitore(PR)
聞き取れない原因を、人に見てもらいたい方に
mimitore(ミミトレ)は、産経ヒューマンラーニングのリスニング・発音の専門コーチングです。診断テストでつまずきを分析し、毎週50分の授業と、LINEで届くディクテーション問題で練習を続けます。無料カウンセリングでは診断の一部と授業を体験できます。
無料mimitoreの無料カウンセリングを見るコース内容・料金は変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
書き取りの力を、話す練習につなげたい方は英会話にディクテーションは役立つ?スピーキングへのつなげ方も読んでみてください。
よくある質問
ラジオ英会話のディクテーションは、毎日やらないと意味がありませんか?
毎日でなくても大丈夫です。この記事の週間プランのように、1週間に1本を選んで書き取る形でも練習になります。毎日の放送は、聞くだけの日があってもかまいません。
放送の時間に聞けない時はどうすればいいですか?
2026年10月時点の公式案内では、NHKの聴き逃し配信(らじるらじる)で放送から1週間、NHKゴガクアプリのラジオストリーミングで放送翌週の1週間聞けます。合わせると最長2週間ほど聞けます。
NHKラジオ英会話のディクテーションに、テキストは必要ですか?
答え合わせをするならテキストがあると便利です。テキストはNHK出版から毎月14日に発売され、電子版もあります。2026年10月号の定価は710円(税込)でした。
ラジオ英会話が難しくて書き取れません。
書く範囲を1〜2文に絞るか、基礎英語 レベル1・レベル2のような入門向けの番組で書き取りに慣れてから戻る方法があります。
書き取ったあと、音読もしたほうがいいですか?
印をつけた文だけでも声に出してみてください。聞き取れなかった音を自分で言えるようになると、次に聞いた時に気づきやすくなります。
まとめ
- ラジオ英会話は1回15分・毎日放送・テキストありで、書き取りの素材に使いやすい
- 聴き逃し配信とゴガクアプリを合わせると、最長2週間ほど聞ける
- 1週間に1本を選び、聞く・書く・照らし合わせる・声に出す・もう一度書くで回す
- 照らし合わせでは、違った理由を一言メモしておく
- 難しい時は書く範囲を絞るか、やさしい番組で慣れてから戻る





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