CASECとTOEFLのディクテーション|試験での出方と練習法

CASECとTOEFLでのディクテーションの出方と練習法を解説する記事のアイキャッチ

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『CASECにディクテーションがあるって聞いたけど、どんな問題なんだろう』『TOEFLの対策にも書き取りは役立つのかな』と気になっていませんか。

結論から言うと、CASECのディクテーションは試験の問題そのもので、TOEFL iBTのディクテーションは自分で取り入れる練習法です。同じ言葉でも、役割がまったく違うんです。

この記事を読めば、2つの試験での出方の違いと、それぞれに合った練習の進め方が分かります。

目次

CASECとTOEFLにディクテーションは出る?

先に結論

CASECにはSection4として、聞いた英文の空欄に単語を入力するディクテーション問題があります。TOEFL iBTの公式の課題一覧には、聞いた英語を文字で書き取る課題はありません。

まずは2つの試験を並べてみますね。どちらも2026年10月時点の公式サイトの情報です。

項目CASECTOEFL iBT
書き取りの問題あり(Section4)なし(公式の課題一覧の範囲)
書き取りの形式英文の空欄に単語をキーボードで入力該当なし
近い課題Section3 リスニングの大意把握Speaking の Listen and Repeat
受け方オンライン受験公式で確認

ディクテーション自体の意味はディクテーションとは?意味と英語学習での効果で説明しています。ここでは試験との関係にしぼって見ていきますね。

CASECの全体の形

CASECは、正解・不正解に合わせて次の問題の難易度が変わる方式のテストです。

公式のテスト概要では、計60問・1000点満点で、各Sectionが250点満点です。受験時間は平均40分〜50分、最大で約80分と案内されています。

Section測る力形式問題数解答時間
Section1語いの知識空所補充・4肢択一16問60秒
Section2表現の知識空所補充・4肢択一16問90秒
Section3リスニングでの大意把握4肢択一17問60秒
Section4具体情報の聞き取りディクテーション(書き取り)11問120秒

最新の情報はCASEC公式のテスト概要で確認しておいてください。

TOEFL iBTにある「近い課題」

TOEFL iBTのSpeakingには、Listen and Repeatという課題があります。短い文を聞いて、聞いたとおりにそのまま口で繰り返す課題です。

書くか話すかの違いはありますが、聞いた英文を正確に再現する点はディクテーションに近いんですね。課題の一覧はETS公式のTOEFL iBTの構成ページに載っています。

「試験の課題」と「練習法」は分けて考える

先に結論

CASECのディクテーションは点数がつく問題なので、スペルまで合わせる精度が求められます。TOEFLで使うディクテーションは練習なので、聞き逃しを見つけることが目的です。目的が違えば、練習の仕方も変わります。

『どっちも書き取りなら、同じ練習でいいのでは』と思いますよね。実は、ゴールが違うので力を入れる場所も変わるんです。

試験の課題としてのディクテーション(CASEC)
  • 空欄に入る単語をスペルまで正しく入力する
  • 3回までの再生で書き切る
  • キーボードで入力することに慣れておく
練習法としてのディクテーション(TOEFLなど)
  • 書けなかった箇所の原因を見つける
  • 何度聞き直してもかまわない
  • 手書きでもタイピングでもよい

例えば、CASECでは “receive” の綴りを1文字まちがえると不正解になります。一方で練習としてのディクテーションなら、綴りのまちがいより「その単語が聞こえていたか」の方が大事です。

この違いを意識しておくと、どこまで細かく直すかを迷わずにすみます。

試験の課題としてのディクテーションと練習法としてのディクテーションの違いを示した図解

CASECのディクテーション(Section4)の解き方と練習

先に結論

Section4は、会話などを聞いて、音声と同じ英文の空欄に単語を入力する問題です。音声は3回まで再生でき、メモも取れます。スペルが完全に一致しないと正解にならない点に気をつけましょう。

CASECの受験要領には、Section4について次のような説明があります。

  • 音声と同じ英文の空欄に単語を入力する
  • 音声は3回まで再生できる
  • メモを取ってもかまわない
  • 解答はスペルが完全に一致しないと正解にならない
  • 一度解答した問題には戻れない(全Section共通)

「会話などの多い情報の中から、内容理解のキーポイントとなる具体情報を聞き取る能力」を測る、と公式では説明されています。

3回の再生をどう使う?

3回聞けるといっても、何も決めずに聞くと時間が足りなくなることも。

編集部では、1回ごとに役割を決めて聞く形をすすめています。

Section4で3回の再生を使い分ける例
  1. 1回目は英文全体を聞き、空欄の前後の流れをつかむ
  2. 2回目は空欄の部分に集中して、聞こえた音をメモする
  3. メモをもとに単語を入力し、綴りを見直す
  4. 3回目で、入力した単語が音声と合っているか確かめる

普段の練習で準備しておくこと

本番はキーボード入力です。紙に書く練習だけだと、入力に手間取ってしまう方もいます。

CASECのディクテーション対策のチェック
  • 書き取りの練習を、タイピングでもやってみる
  • 間違えた単語は綴りまで書き直して覚える
  • 数字・曜日・月の名前を聞き取って入力できるか確かめる
  • 公式の練習問題「CASECガイドツアー」で画面の操作を体験しておく
よくある失敗

音は聞こえているのに、綴りのまちがいで落としてしまうことがあります。聞き取りの練習だけでなく、よく使う単語の綴りの確認もセットにしておきましょう。

問題形式に合わせた練習問題の選び方は、ディクテーション問題の解き方と練習問題の選び方も参考にしてみてください。

TOEFLのディクテーションは練習法として使う

先に結論

TOEFL iBTに書き取りの課題はないので、ディクテーションは聞き取れない箇所を見つける練習として取り入れます。長い音声は全部書かず、聞き取れなかった部分だけを書く形が続けやすいです。

2026年10月時点のETS公式サイトでは、TOEFL iBTのListeningは47問で約29分と案内されています。会話やアナウンス、講義のような話が流れます。

講義のような長い音声を全文書き取ろうとすると、とても時間がかかりますよね。

TOEFLの音声でディクテーションする手順
  1. 問題を解いたあと、もう一度音声を通して聞く
  2. 意味が分からなかった部分の前後30秒ほどを選ぶ
  3. その範囲だけを1文ずつ止めて書き取る
  4. スクリプトと照らし合わせ、違う箇所に印をつける
  5. 印をつけた文を、音声に合わせて声に出す

Listen and Repeatの練習にもつながる

書き取った文を声に出して繰り返すと、Listen and Repeatの課題に近い練習になります。

例えば “Could you send it to me by Friday?” のような1文を書き取ってから、音声のあとに同じ速さで言ってみる。こんな流れです。

聞く・書く・言うをひと続きにしておくと、1つの素材で2つの課題の練習ができます。

アクセントの違いにも慣れておく

ETS公式サイトによると、Listeningでは北米・英国・ニュージーランド・オーストラリアの英語のアクセントが流れる場合があります。書き取りの素材にも、いろいろなアクセントの音声を混ぜておくと安心です。

CASECとTOEFLのディクテーションでよくある相談

先に結論

よく見かけるのは「CASECの勉強法が分からない」「CASECで高い点を取った人の勉強法を知りたい」「TOEFLのリスニングがどうしても聞き取れない」という相談です。どれも、試験の形に合わせて練習の中身を決めるのが近道です。

Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、要約して答えていきますね。

学校や会社でCASECを受けることになった

研修の選抜や会社の試験でCASECを受けることになり、何から始めればいいか分からない、という相談はとても多いです。

まずは公式の練習問題「CASECガイドツアー」で、出題と解答の方法を体験してみてください。画面の流れが分かるだけでも、本番の緊張はかなり変わります。

そのうえで、Section4に向けては短い英文の書き取りとタイピングの練習を足していきましょう。

高い点を取った人の勉強法を知りたい

点数の目標があって、どう勉強すればいいか知りたいという相談です。

点数は人によって伸び方が違うので、「これをやれば何点」とは言えません。ただ、Section1〜4のどこで点を落としているかを結果で確かめるのが、最初の一歩になります。

CASECは受験後すぐに結果が分かるので、Sectionごとの点を見て練習の配分を決めてみてください。

TOEFLのリスニングがどうしても聞き取れない

根気よく続けているのに聞き取れるようにならない、という相談もあります。

この場合は、聞き取れない原因が単語なのか、音のつながりなのか、内容の難しさなのかを分けてみるのが先です。書き取りをすると、どこで止まっているかが目で見えるようになります。

聞き取れない原因の見つけ方はリスニングを伸ばすディクテーションでくわしく書いています。

相談まずやることディクテーションの使い方
CASECを初めて受けるガイドツアーで画面を体験する短い文をタイピングで書き取る
CASECの点を上げたいSectionごとの点を確かめるSection4用に綴りまで直す
TOEFLが聞き取れない聞き取れない原因を分ける分からない部分だけを書き取る

受験前の練習計画を時期で分けてみる

先に結論

受験までの時間によって、ディクテーションに使う時間の配分を変えます。直前になるほど、本番の形式に近い練習に寄せていきましょう。

『いつから何をすればいいの?』という方のために、時期ごとの目安を表にしました。勉強時間は人それぞれなので、配分の考え方として見てください。

受験までの時期CASECでやることTOEFLでやること
1か月以上前短い英文の書き取りで聞き逃しを探す分からない部分だけを書き取る
2〜3週間前タイピングで書き取り、綴りまで直す書き取った文を声に出して繰り返す
1週間前ガイドツアーで画面の操作を確認する本番と同じ長さの音声を通して聞く
前日間違えた単語の綴りを見直す書き取りノートの印の箇所を聞き直す
受験までの時期ごとにCASECとTOEFLの練習内容を並べた図解

一人で続けるか、人に見てもらうか

書き取りの答え合わせは一人でもできます。ただ、聞き取れない原因を自分で見分けるのは、意外と難しいものです。

原因の診断や発音とセットの練習、学習計画の管理を人に見てもらう方法もあります。リスニングと発音の個別コーチングでは、ディクテーションを使った課題が出るサービスもありますよ。

mimitore(PR)

聞き取れない原因を、人に見てもらいたい方に

mimitore(ミミトレ)は、産経ヒューマンラーニングのリスニング・発音の専門コーチングです。診断テストでつまずきを分析し、毎週50分の授業と、LINEで届くディクテーション問題で練習を続けます。無料カウンセリングでは診断の一部と授業を体験できます。

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コース内容・料金は変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。

TOEICとの違いが気になる方は、TOEICのディクテーションと公式問題集の使い方もあわせて読んでみてください。

よくある質問

CASECのディクテーションは手書きですか?

公式の受験要領では、音声と同じ英文の空欄に単語を入力する形です。紙に書くのではなくキーボードで入力するので、普段の練習でもタイピングで書き取っておくと慣れやすくなります。

CASECのディクテーションで、綴りが少し違っても正解になりますか?

受験要領では、ディクテーション問題の解答はスペルが完全に一致しないと正解にならないと説明されています。よく使う単語の綴りを確認しておきましょう。

TOEFLにディクテーションの問題はありますか?

2026年10月時点のETS公式サイトの課題一覧では、聞いた英語を文字で書き取る課題はありません。近い課題として、聞いた短い文をそのまま繰り返すListen and Repeatがあります。

CASECの受験料はいくらですか?

2026年10月時点の公式サイトでは、個人受験はチケット1枚3,667円(税込)で、受験1回につき1枚使います。金額は変わることがあるので、申し込み前に公式サイトで確認してください。

まとめ

この記事の要点
  • CASECのディクテーションはSection4の問題で、空欄に単語を入力する形式
  • 音声は3回まで再生でき、スペルが完全に一致しないと正解にならない
  • TOEFL iBTに書き取りの課題はなく、ディクテーションは練習法として使う
  • 試験の課題と練習法では、直すポイントと目的が違う
  • 受験までの時期によって、練習を本番の形式に寄せていく
ディクテーションドットコム

ディクテーションドットコム 編集部

ディクテーション(英語の書き取り)の意味・やり方・効果、無料サイトや教材の選び方、TOEICやNHK講座での使い方を、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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